朝から晩まで鉄カンカン 仕事に疲れて腰トントン デカイ仕事狙って虎視タンタン 不渡り手形でもうサンザン

こんな昔話。


あるところに、東京に住んでいた私と彼女が居ました。


休みがあったので、レンタカーでも借りてドライブしようとなりました。


目的地はありません。



急遽、私の思いつきで


埼玉の越谷へ行こう!となりました。

何故なら高校卒業して、勤めていた先が越谷にあったからです。



夜の11時ぐらいに東京方面から4号線(草加バイパス)片側2車線を走り、越谷へ向う。私の運転で


片側2車線の

左車線を走っていたところ、


目の前の車が停止し、右車線にウインカーをだします。



『オイオイ事故かよ、右車線移れるかな?』

等、と彼女と話し、右車線の空きを確認し、停止している先頭車両から車線変更し


私たちの番へ・・・



なんなく、車線変更し、渋滞した理由を調べるために、左車線の先頭でドン詰まりさせている車両を発見



超迷惑なんですけど!と、ガン見してやろうと


ガン見した結果





運転席には、おばさんが一人




ぐったりと、シートベルトに全体重を任せ、倒れてました。





彼女も俺も、死んでると思いました。





俺は、何の気なし何にも考えずに通り過ぎようとしました。

だって私の前に止まっていた何十台もの車は何の気なしに走っていくし、特に深く考えなかった。





彼女から

『止まりなよ!』

と罵倒され、急いで、左へ車を寄せ停止。



彼女より

『jijii君、息あるか見てきて!』



あ、俺一人で行くパターンですか。オドオド



彼女もテンパリ、俺にキレる。





しょうがないなと、一人で停止した車から歩いて向うと





俺らの停止した車に連れられてなのか、一台の車が停止。




おばさんとその娘の二人が停止しました。




おばさんが


『あれ、死んでるよね?』


『救急車に電話するわ!!!!』





『あたし。怖いから一人で見てきて!』




おばさんは、娘に救急車への電話を依頼し、

私を一人で行けとはやし立てました。






倒れている、おばさんの車両に着き、


窓をトントンと叩く



反応なし




ドアを開けようとする



鍵がかかってて、無理





ドアをガンガンと叩く










中のおばさんが、目を開き



『あ、すいません。寝てました』





ズコー!!!!!!





めでたし、めでたし。



その後、私と彼女は楽しいドライヴからケンカに変わり、気まずい車内となりました。



勉強した事、

他人がケガしたとか、緊急な場合に

私は、すぐに助けるように体が動くか。

否。


悲しい事実でありました。



しかし、21歳の頃にそんな事があり、その後も、そんな事件があり、いろいろと自分を見直せました。

もし、飛行機が不時着したら、皆を助ける側になれる人間になりたい。





寝る